[パーフェクト・プロミスランド]

君はそこへ行ったのかい
何が見えるか教えておくれ

雲の切れ間に覗く陽光
鮮やか過ぎる光の反射

僕には何も見えやしない
僕らは地上で眺めるだけさ

パーフェクト
完璧な美がそこにはあるかい

プロミスランド
約束は果たされたのかい

何が見えるか教えておくれ
手紙をずっと待っている


[省略・不可]

360.61

284.2

1594.33

余分なものは何時も
確定要素の一つ

[繰言遊び]

ほら
またしても
失敗ばかり

いつになったら
辿り着くやら

その地図はやはり偽物で
僕らは道に迷ってる

確証なんてないのさ
誰も守ってくれやしない

灯火を左手に持って
壊れたコンパスはポケットへ

目を確り開けるんだ
歩いているのは誰かじゃない

道は自分で選ぶもの

照らし出すのは君の手で
歩き出すのは君の足

目を確り開けるんだ
君の行く手は君のもの

 

 

 

[ラジオ/カセット]

緩やかに落ちて行く先
鮮やかな香りが遠い

私は何処へ
私は何処に

赤の足りない視野は
時折寒々しくて

”m&m's”

選べない言葉よりも
紡がれない意思の方が

時に尊いのだと教える
君の為の声

 

[ピーター]

最近覚えた指先遊びは
子供騙しのマジックショウ
ハート・スペード
ダイヤは不用
三つ葉だなんて問題外

灯りを返して
手の平消して
ワインを一滴
インクを注ぐ

30秒で出来あがり

爪にペディキュア
眼鏡に月夜

背広の後ろは
秘密の帽子

 

 



[赤い服の紳士]

「ボトル一杯分の幸せでようございますか?」

            「いや、君、あと一滴分けてくれ」

「幸いの匙加減を御存知で」

            「そりゃあ12月の定めだからね」